あわじ島の香司

JAPANブランド育成支援事業とは

経済産業省中小企業庁経営支援部小規模企業参事官室が、中小企業庁から日本商工会議所・全国商工会連合会への委託事業として2004年度から創設された国家事業です。
そして、地域の特性を活かした製品の魅力・価値を更に高め、全国さらには海外のマーケットにおいても通用する高い評価(ブランド力)を確立すべく、商工会・商工会議所等が地域の企業等をコーディネイトしつつ行い、マーケットリサーチ、専門家の招聘、コンセプトメイキング、新商品開発・評価、デザイン開発・評価、展示会参加(海外展示会についてはジェトロと連携)等の取組を行うプロジェクトを総合的に支援するものです。

参加経緯

淡路島西海岸のほぼ中央にあり、山に囲まれた扇状の丘陵と平地から構成され淡路市一宮地区は、全国のお線香の7割を生産する香りの町として知られています。一宮地区で線香作りが始められたのは、今から150年前からで、港が原材料搬入と製品輸送に便利であったことや気候が適していたことなどもその理由として考えられます。現在では、町の人口の約60%もの人々が線香産業に関わるほどになっています。その線香産業の更なる発展および町の活性化のために16の事業所がJAPANブランド事業参加のために立ち上がりました。

活動目的

本プロジェクトを通して、香りについて、そして香りの楽しみ方についてなど幅広い生活シーンを提案できるよう活動しています。日本国内ではお線香はまだまだ仏事用品としてのイメージが強いのが現状です。そのイメージを払拭し、海外のようにアロマとしての活用方法の普及を目指すと共に、海外においても、日本の優れた伝統技術から生み出される線香に対する認知度の向上を図り、「あわじ島の香司」ブランドの確立を目指しています。

JAPANブランド活動実績

JAPANブランドでは「あわじ島の香司ブランド」を世界へ発信するため、フランス・パリに焦点を絞り市場調査やイベントの開催などを行い、2006年1月には新商品"香司厳選セレクション"を携えてフランスの代表的な見本市である「メゾン・エ・オブジェ」へ出展も果たし、香りの都フランスの現地の方々にご好評いただくことができました。
(詳細はフォトレポートで掲載しています。)

JAPANブランドのこれから

淡路島で育まれた伝統文化としてのお香作り、その素晴らしさを一人でも多くの人に伝えていくため、これからも国内だけでなく海外への情報発信を行い、また、より良い製品の開発に力を入れてまいります。